2017年9月3日日曜日


   市民と野党との共闘
     神奈川 埼玉 千葉でも
             (東京革新懇のホームページから転載しています)

【神奈川県】

小選挙区18の実態と「市民と野党の共闘」について
神奈川県、衆議院小選挙区の実態
 神奈川県の衆院小選挙区は18あり、14年総選挙の当選者は自公系15人、民進3人(8区、9区、16区)です。16年参院選で野党票が多かったのは4区と9区。マスコミの評価は6区と12区で勝てるという報道です。
「市民と野党の共闘」の実情
 市民連絡会は、選挙区1816で結成、旺盛な宣伝戦と集会を行っている市民連絡会はあるものの、このまま本番に入っても自公連合の盤石な体制を突き崩す選挙区は少ないと思われます。
「勝利の方程式」(大義ある政策、本気の共闘)の方向で、独自の推進と飛躍的な活動が求められます。
 神奈川は残念ながら県レベルの共闘がなく、どの選挙区連絡会も、私たち革新懇と、無党派の市民、民進・社民支持の運動団体・個人が共闘する市民運動です。
 7月30日投票の横浜市長選は、「カジノ反対・中学校給食実現」の争点が鮮明でかつてなく市民運動を巻き込む、神奈川では初めての「市民と野党の共闘」でした。
市民運動が中心になって7つの野党・会派に要請して民進党市会議員の伊藤ひろたか市長候補を擁立、政党では日本共産党、自由党、緑の党が支持し、民進党と社民党は自由投票、連合は現職市長支持でした。
この現状をどう打開するか?
1、市民連絡会の運動を大きく前進させるため、先進経験をつかみ普及する。
  6月9日、18選挙区の代表30数人は、4野党県本部を訪問、「統一候補を」の要請をした。昨年12月「かながわ連絡会」を結成、毎月会議と宣伝を更に前進させるため努力をする。
2、何よりも、草の根の組織と運動の経験をもっている革新懇、特に賛同団体の力を結集する努力を画期的に高めることです。
  こうした方向で、9月2日「第5回・夏の泊込み研修会&交流会」を100人以上の規模で成功させます。
                     神奈川革新懇事務局長 斉田道夫

【埼玉県】

15の選挙区全てに地域連絡会結成

「安保関連法」廃止!集団的自衛権行使容認「閣議決定」の撤回を求めるオール埼玉総行動実行委員会が、衆議院の選挙区を単位とした共同行動を広めるために結成を呼びかけた地域連絡会が、
15選挙区すべてに結成され、市民と野党の共闘をめざす草の根のとりくみが大きく前進しています。
 地域連絡会の結成が呼びかけられたのは、昨年10月。昨年の参院選で改憲議席が衆・参両院ともに3分の2となった国会状況を踏まえ、県内73自治体(さいたま市の行政区を含む)を基礎に、民意の反映を可能とする地域(衆院の小選挙区)を単位とした共同行動を幅広く進めながら、地域連絡会の結成に向けた相談会の開催が67回にのぼり、15の全ての選挙区で連絡会が結成されました。
 地域連絡会では、地域ごとに学習交流集会や講演・シンポジウム、市民集会、野党合同駅頭宣伝など多彩なとりくみが展開されました。10区市民の会では、川島町民会館ホールに480人が参加して結成総会が開かれ、4野党の代表が挨拶し地元地方議員20名が紹介されました。川口市を選挙区とする2区では、「政治転換を追求する川口市民連合」を310人の参加で結成。共産、民進、社民の3党の衆院予定候補者らが準備段階から共同参加し、3党共同の駅頭宣伝や共同政策づくりにもとりくむなど野党共闘の実績を重ねています。「市民が野党をつなぐ埼玉4区の会では、豊田真由子議員の辞職を求める運動を区内に広げ、連続した駅頭宣伝、辞職申し入れ行動など、市民から待たれている活動を積極的に推進してきています。
安倍首相がすすめる憲法改悪の問題が急になってきている中、地域連絡会は、全県の交流会議などを開きながら、政党政派に関係なく幅広い県民の結集をはかり、市民と野党の共闘をすすめる活動を積み上げたいとしています。
                         埼玉革新懇事務局長
                                   贄田教秋

【千葉県】
   
 全13区で市民連合結成
    各区で万単位の賛同めざす 
 
 この1年間、千葉県でも統一戦線運動は新しい段階に入ったと考えています。
 「総がかり実行委」的な「安保法制に反対するオール千葉の会」が発足し、1月の屋外共同集会から9月には千人規模での憲法の学習集会が予定されています。
 3月の知事選挙では短期日のたたかいでしたが、従来の「明るい会」方式を大きく超えた共同の選挙ができました。
 市民連合が1月の県段階を皮切りに、5か月足らずで13選挙区全部にできました。安倍内閣への怒り、要求の広さと深さ、市民運動の変化、政党状況の難しさにこだわらなかったこと、革新懇が戦争法・2千万署名共同から政治を変える共闘に積極的に係ったことが要因です。
 総選挙勝利を展望して、市民連合は「市民と野党の共闘」が希望であることを広く県民に広げること、特に賛同者を各区で万単位に広げ勝利のカギを握れるつながりを持つことを共通の目標にしています。
運動の規模も広がってきています。千葉9区では、11月に千人規模の各党3役クラスを迎えて政策パネルディスカッションを開く計画など具体化されてきています。
 革新懇の役割は重要だと7月の総会でも確認しました。政策分野での共有化を「3つの共同目標」を持っていることを活かし、個人の「これだけは」の要求を総合化する役割です。また、運動の規模も個人が自主的に広げる力と賛同団体など要求での共同の蓄積を発揮し、「敷布団」として下支えする重要さです。
 今後民進党と連合の動向、日本ファーストの結成など紆余曲折の場面も予想されますが、ぶれずに今までの運動をさらに進める必要があります。
 千葉での憲政史上初めての国政選挙で野党共闘での勝利を必ず実現したいと考えています。首都圏での頑張りが鍵です。都議選に続く東京でのご奮闘に期待しています。
                          
                             千葉革新懇事務局長
                                    柴田英二

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